このブログの人気の投稿
ドイツの顔料
イタリアの箔
作品に箔を多く使う私は、イタリアでも箔を買うのだけれど 画材屋さんでは、すぐに使いやすいように薄い紙に押してあるものと 自分で別の薄紙(あかし紙と言います)に押して使う二つがあります。 私は大抵自分で箔をあかして使うので 既に処理済みのものは手にした事はなかったのですが 今回は画材屋さんに在庫がなく、仕方なく処理済みを購入してみました。 が・・・ ちょっと失敗したかなぁ(笑) 最初包みを開けた時は 「わ、便利ー!すぐに使えるのね!」 などと感動したのですが 実際には薄紙にしっかりと箔が張り付いていて、日本画で箔を押すときに使う ドーサ液(膠液の一種)に馴染まず、上手く画面に降りてくれません。 イタリアの箔は絵画や額、家具などに使われるので 少し厚みがあり、実際は手でも持ててしまうほど。 (日本のは薄く、吹けば飛んでしまいます) 接着させる液もとても強いものが使われます。 なので、扱いやすいようにしっかりと紙に貼り付けてあるのかもしれません。 長い事イタリアで日本画を描いてきたけれど まだまだ習う事は沢山です😅
