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2013の投稿を表示しています

Buon Natale

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冬到来

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今季初めての霜。 凍てつく中、フォローニカという海沿いの街にフレスコ画の制作に行きます 列車からの景色はどこもかしこも真っ白。 暖かいと言われる美しい海の街フォローニカ。 どうかその通りでありますように。

瞼の奥に

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韓国で行われていた展示会の一コマを友人が送ってくれたので、UPしますね。 ゾロゾロと小学生ぐらいの子供達が、行儀良く一列になって作品を見ていて、思わずクスリ…。 学校主催の美術館巡りなのでしょう。そういえば、私も子供のころにそんな催しに参加したような。 知らない国の子供達に見つめられて、私の絵はどんな会話を子供達としたのやら。 とおい将来を形作る、沢山の楽しい記憶の中で、チカチカとまたたく一点の色になれたら嬉しいなぁ、とそっと写真を見ては思うのでした。

馬山 3.15 Art Center

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韓国、馬山で行われた展示会の写真が送られてきたのでこちらに公開しますね。 イタリアのフィレンツェ芸術大学にて知り合った、イタリア・韓国・日本人作家による韓国での初の合同展です。 二つの大きな展示室を借り切っての絵画、版画、彫刻での展示会となりました。 当日は沢山の訪問者が展示室に溢れて、この企画をとりまとめ、実現させた韓国の友人達が広い会場を右往左往して大変だったと聞きます。 本当に彼らには感謝の気持ちがつきません。ありがとう!

韓国にて

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またまた、前回の記事から二ヶ月ほど空いてしまいました。 あの後風邪をこじらせ、一ヶ月半ほどしつこい空咳に悩まされていましたが、皆様はお元気でしょうか? さて、グループ展のお知らせです。 今回は日本にやや近くなって(笑) 韓国、馬山にある3・15Art Centerにての合同展です。 ' Amici Exhibition in Changwon '  31 October - 05 November 2013 3·15 Art Center 532-3, Yangdeok-dong,Yongin,Gyeonggi-do, 馬山-韓国 Telephone : 055.286.0315 残念ながら三回に渡るイタリア不在にて、今回は韓国まで出向くことが叶わなくなりました。 多分、来年…また、別の機会に初の韓国入りを目指します。 韓国での展示会の様子、展示会にどうして参加することになったのか等の経緯はおって、ここでお知らせしたいと思います。 次は早めに更新できますように!

あれから四ヶ月

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ホームページを開いた事をきっかけに、そろそろ作家活動を中心としたブログを書こう!と思っていたのですが、予期せぬハプニングが続いて、すっかり間が空いてしまいました。 これから下の記事は、日本へ行く飛行機の中で書いていた記事。 もうあれから既に4ヶ月近く経ってしまいました。 この時に感じていたことは、私にとってとても大切な事だったので、ストックせずにこのまま投稿しますね。 今、日本への飛行機の中でこの記事を書いています。 ラトビア共和国でのワークショップ、及び展示会という貴重な体験を経て、そろそろ記事を書こうかな、と思っていたところだったのに、人生は本当に予測できないことばかり。 イタリアへ帰国して、その五日後に自分が日本行きの飛行機に乗っているとは、まったく予想だにしていませんでした。 一時帰国を決めてから、運良く直ぐに次の日の便のチケットを抑えられた事、そして今までの不在を物ともせず、肩を押して「 行っておいで」と言ってくださった皆様に、本当に今感謝しています。 あっという間に帰国を決めたのと、前回の旅行から日が経っていない事とで、とても身軽な身支度となりました。 それでも小さいスケッチブックと鉛筆、水彩色鉛筆と筆数本だけはスーツケースに忍ばせてあります。 画材不足で悩んだラトビア。 子供用十二色アクリル絵具セットと話題作りに持参した数色の日本画顔料で作品を無事に作ったのですもの、きっと何かの助けにはなるに違いありません。 前回の旅で学んだ事の一つに、絵を描く事とは純粋な喜びと冒険であって、画材や場所、時間を気にしていたら、本当に大切な「 なにか 」を捉える事ができないんではないかなぁ、という事でもありました。 一番大切なのはフィルターそのものの自分であって、画材はもとより、具象や抽象である事も、実は関係ないんだなぁ、と。 その事を再認識できただけでも、この旅行には価値があったと思います。 さてさて。 日本帰国は実に一年半ぶり。 予期していなかった分、得る事もたくさんあるでしょう。 これからラトビア旅行記を書きつつ、日本滞在記も書けますように。 順序は入り乱れると思いますが、しばしお付き合いください。 5月28日 機上にて

1st International Art Work in Latvia

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只今、ラトビア共和国のアイズプテで開催されている、第一回国際アートワークショップに参加しています。 参加されている作家さんは、イタリアから私を含めて三人、ロシアから四人、リトアニアから二人、フィンランドからも二人、デンマーク、スイスから一人ずつ。 毎日が発見と刺激の連続で、夜になるとぐったり。 詳しい事は帰ってから報告しますね。

Ciccone 名刺カード

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Ciccone というデリに 作品を幾つか置いてもらっているので しおり名刺カード作成中。

Bagnolo Alto

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ラトビア共和国に一緒に行く作家さんが、Bagnolo Alto という場所でグループ展をしているというので、ぶらりと遊びに行ってみた。 紡績業で発展したプラート市らしく、布をテーマに四人の作家さんが参加している。 何度か電話やメールではやり取りをしていたものの、本人と作品を見るのは初めて。 一緒に色々な話をしながら、これから先の旅がますます楽しみになったのでした。

イタリアでレットーニアと呼ばれる場所

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「 Lettonia( レットーニア ) に行く気はないか?」 そんな電話を突然貰ったのは、先月の始めの事だ。 随分長いこと連絡を取っていなかった、 イタリア人造形作家さんから電話を貰った事にも驚いたが、 私を一番驚かしたのは「 レットーニア」という聞いた事のない地名だった。 どうもその地で制作と展示会をしないか、と彼は言っているのだった。 「 有望な作家さんで、誰か紹介できる人がいないか、と聞かれてね、 君の顔が思い浮かんだと言うわけだ!」 はっはっはっ、と野太い笑い声が携帯から響いてきて、 彼の白い、くしゃくしゃにもつれたような髪の毛や、 太い眉毛の奥からキラキラ光る、いたずらっ子のような でも鋭い( やはりアーティストの目だ )青い目が、瞬時に瞼に浮かんだ。 旅は実り多く、楽しい、芸術的な示唆に富んだものになるだろう。 私を思い出して推薦してくれたとは、本当にありがたい。 けれど、私にはレットーニアという地名が、 場所なのか、国名なのかも、皆目検討がつかないのだった。 うーん、と言葉に窮していると、今度は知らない女性が電話にでてきた。 彼女も今回の企画に招待されているらしく、 私にメールにて詳しい概要を送ってくれると言う。 そのハキハキとした、でも落ち着いた話し方に少しホッとした。 ーーー 暫くして送られてきたメールを開き、 添付された英語文を斜めから眺めてあっ!と言った。 慌ててネットで検索をする。 Latvia ラトビア共和国 だ。 バルト海に位置する北東の地。 確かバルト三国というのを世界史で習いはしなかったか… かの地はイタリアではレットーニアと呼ばれているらしかった。 たまに劇的に変わってしまうイタリア語での国名ではあったが、 これはまったく予期していなかった。 さて、どうしよう? プリントアウトした書類を睨みながら、 来月のスケジュールを頭の中で反芻している自分がいた。

Biglietto da visita 名刺と新たな一歩と

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英国の MOO に注文していた名刺とミニカード (その名もFUSEN)が届いた。 それぞれ20種類、表の作品の図柄が違う。 イタリアのぺらぺらな名刺に辟易していた時に Webデザイナーの友人のTwitterでの呟きで このMOOの事を知ったのだった。 彼女にはとても感謝している。 というのも、紙の質も良いのだけれど、 印刷されているインクが良質なのか、 作品の発色がとても良い。 自分でデザインをいくらでも作り、 一枚からでも注文できるところも もの作りをしているものにとって とても心地よい仕様ではないか。 実はMOOに注文するのはこれで三度目。 でもいつもとはちょっと勝手が違う。 何故なら、自分で新しくドメインを取り 画家として、きちんとしたホームページを 立ち上げる事に決めたからだ。 今までも、自分のホームページが 無かった訳ではないのだけれど 無料で借りていたそのスペースは、 あっという間にGoogleに買収され あれよあれよという間に、今年の4月一杯をもって 閉鎖されてしまったのだった。 今年は作家活動を充実させよう、 そう思っていたのだから あるいは絶妙のタイミングだったのかもしれない。 名刺には、新しいホームページのアドレスと 作家としての連絡用メールアドレスが輝いている。 それはちょっとくすぐったもあるのだが 手の中に心地よく収まって ここから始まる出会いと未来を、 私にさりげなく暗示しているのだった。 父の誕生日によせて