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Hic et Nunc を終えて

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 PAFを無事に終了して、ほぼ3週間ほど経ってしまいました。 ビデオと写真家のかたの作品を待ってからブログを更新しようと思っていましたが、 やはりイタ〜リア、祝日、年末に向かって世間は慌ただしく動き、 その波にのまれた作家さんたちの返事はないまま…。 このままでは新年になってしまうので、サクッと終えた感想だけでも(笑) この企画を始めた時には、破天荒に突き進むイタリア作家さん達との舵取りで、 まったく何処に向かっているのか分からない状態で不安だったのですが… 全て終わった今、これ以上のものはできなかったなぁ、と感じるほど、最高のできとなりました。  ギリギリの状態から思いもかけないものを生み出す、イタリア人の底力のすごいこと!   初めてのパフォーマンスアートでしたが、作家と観客が一つのコンセプトを通して、時間と空間を共有し、さらにアートの一部になる、という素晴らしい体験ができました。  これは絵を描いているだけではなかなか感じにくい事なので、とても貴重な体験でした。  パフォーマンス、ちょっと癖になりそうです。

Hic et Nunc

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 約1年以上かけてパフォーマンスの計画を立ててきたのですが、 自由奔放きままなイタリア人アーティストたちとの計画。 随分、最初の計画からは大きく大きくそれていき、 最終的にタイトルが決まったのは公演数週間前(汗) 'Hic et Nunc'とは、ラテン語で 「いまここで、この瞬間を」という意味になります。 ポスターとタイトルからは、 どんなパフォーマンスになるかサッパリわかりません(笑) PAF-Performance Art Festival 最終日のとりを締める私たち。 全ては謎に包まれたまま、当日一回限りの公演になります。

準備とリハーサル

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いよいよ、期日が迫ってきました。 会場になるヴィラ・ズミレアに大きなキャンバスを持ち込んで、舞台設置を。 それから舞台芸術、並びに美術評論家のバンニさんの指導のもと、パフォーマンスの細かい動きを一つ一つ確定していきました。 リハの効かない動きもあり、一部予想と想像力でカバー(笑) さてはて。どうなることやら。

共同制作ーアトリエにて

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 今回のパフォーマンスと作品の展示のために、Montale市から、町の共同スペースを一時的に借りました。  テーマに合わせての作品制作ですが、顔料で抽象画を描いている私に対して、オイルで心象風景を描くSilvia Biniさん、まさに水と油ほども違う作風の間で共通項を作らなければいけなかったので、一緒に制作が出来たことは本当に有難かったです。  実は、私と彼女は2013年に開かれたラトビアでのArt Work Festivalへ、イタリアから一緒に参加した間柄です。  あの時は教会の一部をお借りして、イタリアメンバーの3人で制作していたのですが、その時に「帰ったら一緒にアトリエを借りよう!」と皆で話していたのですが、残念ながら実現せず。  あれから2年後、こうやって再び一緒の空間で制作できる日がくるとは、なんとも感慨深いものがありました。   アトリエでの制作中に、やはりフォトグラファーとして参加してくれたLetizia Mugriさん。この記事の写真は全部彼女が撮ったものです。  素晴らしい写真の数々に、本当に色々触発されるものがありました。  この場を借りて、こっそりお礼を…どうもありがとうございます。