Tomoko Sakaoka

来週から始まる二人展のもう一人の相手は、Tomoko Sakaokaさんという、フィレンツェ在住の作家さんです。

彼女と初めて会ったのは、私達がまだフィレンツェのアカデミア美術学院に在籍していた時のこと。
残念ながら、学年も、支持していた教授も違うこともあって、学校では殆ど交わることは無かったのですが、何かの折に話した時の彼女のはんなりした話し口調に、ああ京都の方なんだなぁ、と、なんとなく眩しく思ったのが最初の記憶です。

あれから随分の時が経ち、再び彼女と再会したのはフィレンツェのLyceum Club International で開かれた‘l'Arte Nipponica(日本の芸術展)'でのこと。
その時、絵描きとして参加したのが私と彼女だったのですが、フレスコの技法を用いて情緒のある風景を描くとても素敵な作家さんになっていました。



具象である彼女と、抽象である私。
まったく異なる作品ですが、Lyceumの厳かな空間の中で、作品達はとても美しい調和を奏でていました。
そのことに、お互い驚き喜びながら、いつか一緒に展示会をしようね、と話したのが二年前のことです。

今回、アレッツォの画廊さんから二人展のお話を戴き、もう一人の作家さんがTomoko Sakaokaさんだと知った時の驚き。
こうやって、再び彼女と作品を並べる機会を持て、本当に嬉しく思っています。

Tomoko Sakaoka 
www.tomokosakaoka.it









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